川尻で「九州の酒器展」開催
熊本駅から6分、一つ南の川尻駅の近くに「くまもと工芸会館」があります。
江戸時代、熊本の物流の拠点として栄えたこの一帯は、川尻刃物や開懐世利六菓匠に代表される和菓子、熊本の酒「赤酒」を造る酒蔵など今なお古くからの伝統文化を継承する古い町並みが残っています。
熊本では赤酒に屠蘇散を入れてお正月のお屠蘇として用います。
甘いお酒はお正月だけ子供も飲めるお酒として子供の頃は、どきどきして飲んだものです。
また、種田山頭火がお世話になった歴史の古い禅寺「大慈禅寺」や多くの土木事業を行った加藤清正の事業の跡が残るなど、熊本の歴史を語るには欠かせない地域です。
この度、会館開設20th「九州の酒器展」が、「くまもと工芸会館」(熊本市川尻)で開催されます。
日本酒を、焼酎を、ビールをまたワインをさらに美味しくさせる『酒器』をテーマに九州の工芸家が創作した作品展です。
熊本県の伝統工芸品である小代焼や天草陶磁器を始め、福岡県の小石原焼、佐賀県の有田焼、伊万里焼、そして鹿児島県の薩摩焼など九州を代表する陶器を一堂に集めます。
また、ガラス工芸は福岡県の福岡積層工芸ガラス、鹿児島県の薩摩切子を展示・販売します。
我が家もここからそれほど遠くない所に位置します。
これを機会に熊本市の川尻をお訪ね下さい。
「九州の酒器展」
4月20日【水】~5月1日【日】 10時~17時(月曜休館)
くまもと工芸会館(熊本市川尻)
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