2006年12月06日

フォアグラ

フォアグラ料理王国を誇るフランスの国民議会がこのほど、フォアグラが仏文化の「遺産」であるとした法案を全会一致で可決しました。
 フォアグラ法案は、フランスが世界でフォアグラの80%以上を生産していることを指摘し、保護すべき仏文化・料理の貴重な遺産であると宣言しています。
フォアグラを作るのに必要なカモやガチョウの強制肥育についても、「ほかに方法はない」として
擁護する姿勢を鮮明にしました。

 一方、米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事はこの秋、フランス料理などで使われているフォアグラの生産と販売を2012年以降、原則禁止する法案に署名したそうです。
対象となるのは、カモやガチョウにチューブを使って強制的に飼料を与え肝臓を肥大化させたフォアグラで、動物保護団体からは「残酷すぎる」と批判が強かったらしい。

シュワちゃんは声明で
「法施行までの約7年半で、生産者は別の方法でのフォアグラ生産を考えてほしい」
と語り、フォアグラそのものを完全禁止するつもりではないことを強調したとか。

確かに可愛そうな気もしますが、他の生産方法があるのかどうか?
あまり縁のない食材ですので、私の日常生活には何の影響もないのですが、鯨の保護運動にしてもどこか、人間の身勝手な遠吠えのような気がします。

どうして鯨に目くじらを立てるのに牛は平気で食っているのか?では、豚は野菜は?

厳密に言えば植物だって命があるのです。菜食主義のベジタリアンだから野蛮なことはしないと言ってみても、どこかで人間は他の命を頂いて生きていると思います。

自分には動物や植物の命の尊さを思い、感謝して頂くことしか、生きていく方法がありません。人間はそんな残酷な存在なのかも知れません。


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Posted by ユジーン at 15:41│Comments(2)
この記事へのコメント
はじめまして。
僕はベジタリアンですが、ヴィーガンではありません。
植物も同じ命というのは同感できますが、僕としてはそれぞれのニーズにこたえるべきなんじゃないかな、と思っています。
牛や豚は愛も悲しみも痛みも知ってるけど、植物は痛みを感じないということが科学的に証明されています。
・・・だからといってむやみにむしりとっていいとかそういうわけではありませんけど。
フォアグラは、あんな方法をとってまで食べなくてはいけない食べ物じゃないし、その残虐性はきっと人間にも悪影響を及ぼしてしまうと思います。
人間が残酷な存在だというのは事実だと思います。
しかし、その残酷さを少しでも減らす努力をすべきなのではないでしょうか。
残酷な存在だから、と諦めてしまうのは、僕としてはとても悲しいことだな、と思いました。
たまたま通りすぎただけなのに長々とスイマセン。
では失礼しました。
Posted by セロ at 2007年01月20日 15:59
セロさん
コメントありがとうございます。
私も無理やりつくった残酷な食品など食べたくありませんし、自分で買ったことはありませんし、買う気持ちもありません。
食品だって、自然のままに育ったものが、きっと身体にも良いと思います。
フォアグラをしょっちゅう食べている人の肝臓もきっとフォアグラ状態だと思います。
それより元気に畑で育ったトマトや胡瓜や大豆か美味しいに決まっています。
農業は無農薬、有機農法に賛同します。
自分で作った野菜やイチゴを食べない農家かあると聞きます。
とんでもないことです。
自分の子供や孫に食べさせる野菜を作るべきです。
残酷さを減らす努力をしてみたいと思います。
Posted by ユジーン at 2007年01月22日 11:37
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