2012年02月16日
小さな幸せ

庭の石垣の五月の間から黄色い水仙が顔を出しました。
まだ、寒いですがしだいに春が近づいて来ているのでしょう。
真っ黒な土の中から黄色の鮮やかな花が咲くのは不思議なことです。
また、土の中から沢山の色が出現すのは楽しみです。
「春の来ない冬は無い。」と語っているようにも感じます。
一輪の花が小さな幸せをくれたような気がします。
昨年、ブータンの国王夫妻が来日して、被災地を見舞ってくださったのを思い出します。
ヒマラヤの小国ブータンは国民総幸福をかかげ見事に実現しています。
日本は、世界の中では経済的に豊かになり、溢れんばかりの物に囲まれ、生活は便利になりました。
しかし、あまり幸福を感じていない人が確実に増えているようです。
年間の自殺者が3万人。
「このままで良いのだろうか?」みなそう感じていたからだと思います。
昔遊んだ海や川は汚れ、山は緑が少なくなってしまったのは何故でしょうか。
楽しく働けないのは何故でしょうか?
お金が手に入れば本当に幸せになれるのでしょうか?
グローバリゼーションの後から、貧困の嵐がやってきて世界中で人々を不幸のどん底に突き落とそうとしています。
経済効率一辺倒が世界標準となった結果としの、付けを払わされています。
幸せな社会の実現のため新しい価値観が必要だと思えてなりません。
3.11以後の国づくりは社会づくりは、そこからではないでしょうか。
Posted by ユジーン at 13:52│Comments(0)
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